2015年1月22日木曜日

新年お年玉クイズ(?)解答編

前回、年賀状に問題をつけて生徒さんに送ったと言う話を書きました。そしてその問題をここにも載せさせてもらいました。
今回はその答えについてです。なのでもし解答編から読まれている方がいましたが、先に出題編を見てください。(どれだけいるか分からない読者に向かってこう呼びかけるのは恥ずかしくもありますが、気にしない)

ちなみに解けましたか?
なお、素因数分解という言葉を使わなかったので解答は複数存在します。一応、どの解答でも正解としましたが本当にやってほしかったのは素因数分解です。

ということでまずは別解の方から。
『2015=1×1×2015』
出題の条件からするとこれもありです。実際にこれを答えとして持ってきてくれた子もいました。ある意味、柔軟な発想と言っても良いのかもしれません。ちゃんと条件を満たしている訳ですから。
条件をしっかり理解して解くことはとても大切なので、この答えは意外と馬鹿に出来ないのではと思います。
なおもうちょっと頑張って
『2015=1×5×403』
というのもありました。もちろんありです。
他にはこれらを負の数混じりで作るのもありです。そんな感じで複数の解答を持ってきてくれた子もいました。答えが一つとは限りません、とても良いことだと思います。

ですがまあ、本当に求めていた答えはこれです。
『2015=5×13×31』
解けましたでしょうか?

ちょっといやらしい問題ともいえますが、クイズとしてならありではないでしょうか。
難度も低すぎず高すぎず、ほどほどに面倒臭いけど一応小学生でも解答可能で、手間は小学生でも高校生でも大差ないという問題だと思います。
まあ、今年2015年が何気に綺麗な数字だったという偶然なんですけど。

ちなみにこの答えをしっかり出してきてくれた子も結構いました。よく頑張ったと思います。まあ、解くには頑張ってみるしかないわけですから。

新年は授業のはじめにこの話を少ししてからスタートとなりました。
「403が半素数で暗号技術に使われているんだよ」なんて話も出来ました。403の割り算で苦労してくれた子にはその雰囲気が伝わったのではないでしょうか。
実感できる数学も目指していきたいところなので良い授業のスタートになったと自画自賛しております。

といったところで今更ではありますが、さあ今年も頑張りますか。