2014年3月28日金曜日

まもなく増税ですけど

あと少しで消費税が5%から8%に上がります。ニュースなどを見ていると増税前の買い溜めが話題となっていますが皆さんは如何でしょうか?私はというとほとんど何もしていません。コピー用紙ぐらい買っておこうかとも思うのですが、日々の忙しさに後回しになっているのが現状です。ダメですね。

国のことを考えると仕方のないことなんでしょうが、個人のことを考えると同じものが値上がりするようでやはり嫌です。どうせ買うものなら今のうちにというのも気持ちとしてよく分かります。ですが、実際どれぐらいやれば得したと言えるのでしょうか?

今回の増税分は3%です。取られる立場では大きいですが、貰う立場だと少ないと感じます。だってセールなどだと20%や30%安くなるなんてこともよくあり、10%引きぐらいではあまりインパクトを感じません。そう考えると今回の増税は大したことないようにも思えます。

買い溜め報道を見ていると日用品が一つのターゲットと感じます。もちろん車などの大きな買い物もあるのでしょうが、トイレットペーパーや洗剤など比較的安価なものの買い溜め報道をよく見ます。
トイレットペーパーだと200円~300円ぐらいで売られているのを目にすることがあるので、1セット定価200円として考えると50セット(税込10500円分)買い溜めしてやっと300円ぐらい得する計算になります。50セットも買っておよそ1セット半の得ということですね。
これはなかなかに大変です。それだけ大量に買うのであれば、そのために買い物に行くことになるでしょう。ついでの買い物と違い交通費や労力、時間が全てそこにかかってきます。本当に得するためにはかなり頑張らないとダメだということですね。

普段から1円単位まで切り詰めている奥様方には頭が下がります。でも無理しないでください。うっかり使い切れないことにでもなれば一気に損になってしまいますから。
「3%」大きいのか?小さいのか?

2014年3月20日木曜日

新しい花粉症対策の提案?

「今年は大丈夫かも?」と毎年思うのですが、やはり毎年やってきてしまいます。
例年ですと早ければ2月の下旬ぐらいから目のかゆみと鼻のムズムズに襲われるのですが、今年は今週までほとんど大丈夫だったのでこのままやり過ごせるかと淡い期待をしていたのですがやはり駄目だったようです。

この文章を書いている今も花粉症の症状と戦っています。まあどちらかと言うと戦っているというよりは攻撃に耐えていると言うほうが正しいかもしれません。辛いです。

今すぐにでも目玉を取り出して丸洗いして、鼻の中もジャブジャブと徹底洗浄したい気分です。無理なんですけどね。

多くの花粉症患者さんはどのように耐えているのでしょうか?
私はあまりにも酷くなると諦めて薬を飲むのですが、出来れば避けたいと思っています。薬に頼るのが悪いとは思いませんが、まあお金もかかりますし出来れば自然な方法がいいかなと。

そこで一つ考えました。泣けば良いのです。
去年だったか一昨年だったかのことですが、大好きな漫画を読んでいたときのことです。とても感動する話で私は一人で目を潤ませながら読んでいました。そして読み終わって気付いたのです「そういえば目がかゆくなかった」と。花粉症真っ只中の時期でこすりすぎた目の周りが真っ赤だった私ですが、そのときは全く気になりませんでした。
そう、常に目を潤ませて花粉を洗い流していれば症状は抑えられるのです。

さあ皆さん泣ける話を読みましょう!
なんていうのはどうですかね?
(なお、いっぱい泣くと鼻水も出るので、鼻のムズムズも緩和されます)

2014年3月14日金曜日

高校受験が終わりまして

福井の高校では一応受験が終わりました。塾としても一番気を張る時期が一段落して少しホッとしております。
お子さん達にとって高校受験というのはおそらく人生で一番最初の大きな試練だと考えます。
小、中学校と違い放っておいてもどこかに入れるというわけではありません。自分で選んで、試験に合格してやっと行けるのです。

もちろん試験自体が大変なのは言うまでもないことですので、あえて私はこの自分で選ぶということが大きな試練だと言いたいです。
高校となると将来の方向性にかなり大きく関わります。その選択をするのですから大変なことです。

受験に際しては当然合格することが大切ですので、偏差値や点数にばかり目がいってしまいます。仕方の無いことです。安全圏に入るために志望をさげることもよくあることです。何も悪いことではありませんが、複雑な思いを残すお子さんもいます。

是非忘れないで欲しいのが、どの道を選んだとしてもそれが最終的には自分で決めたことだということです。大変な選択を自分でしたのです、自信を持ってください。
受験が思い通りになった人もそうでない人も新しい生活が思い通りとは限りません。どんなときでも自分で選択してきたことに自信を持って、次の選択につなげていってほしいと考えます。

受験が一段落するとどうしてもこれまでの生徒さんの様々なその後を思い出してしまいます。
受験は通過点であり終着点ではありません。どうかみんなが元気に前向きに進めますように。

2014年3月6日木曜日

1対1授業に決めた理由(分からないところを見付ける事)

勉強すると言うのは大きく分けて
①新しいことを学ぶ
②分からないことを分かるようにする
の2つだと思います。

私達の塾が1対1授業に決めたのは特に②をしっかりやりたいと考えているからです。
もちろん①についても反応を見ながら説明が出来るので1対1授業であることに大きな意味を感じていますが、それよりも②の方が難しいからです。

当然ですが分からないところというのは人それぞれ違います。ですからそれを考えずに間違っているから正しいやり方を教えて終わり、というだけではなかなか身に付きません。
根本的に何が分からないのか原因追求をしてそれを解決するというのがとても大事になってきます。しかしこれがとても難しく大変な仕事になります。
分からない問題を抱えているお子さんのほとんどは何が原因で困っているのか自分でも分かっていません。だから探してあげないといけません。

以前に小学生のお子さんを教えていたときに気付いたことです。
算数の工夫する計算という分野でした。
4×13×25=
のような計算問題があります。
左から順番に計算していっても当然解けますが、ここで大切なのは掛け算は順番を換えても大丈夫というルールを使って
13×4×25=13×100
と先にしてしまうことです。そうすれば最後に残るのは
13×100=1300
というとても簡単な計算だけになります。
おそらく出題の通りに左からやると途中で筆算をする必要が出てきますが、順番を換えるだけで簡単に暗算できてしまいます。

小学生ですと「4×25=100」がすぐに思いつかないことはよくあるので、まずそこを指導します。そして「×10とか×100を先に作ると計算が簡単になるよ」とそれを探すように指導していきます。
通常ですと「=100」となる計算を見つける練習をしていけば出来るようになっていくのですが、それでもよく間違えてしまう子もいます。

このときに原因追求の大切さを改めて実感しました。

実はこの問題をミスしてしまったお子さんの根本原因は「=100」となる部分を見付けられないのではなく、「×100」の計算がちっとも簡単でなかったということなのです。
はじめは気付かなかったのですが、計算ミスした問題をもう一度やってもらうと端の方に筆算をはじめました。取り敢えず何も言わずに見ているとそれは「×100」の筆算だったのです。
やっと気付きました。
つまりその子にとっては「52×25」も「13×100」も同じくらい手間なものでしかなかったのです。
本質的に工夫する意味がなかったわけで、計算が楽にならないのですからミスしやすくなって当然です。

ノートの確認はするのですがそこでは気付きませんでした。なぜなら筆算を消してしまうお子さんはしばしば居るからです。

基本中の基本だとこちらが思っていることにこそ落とし穴はよくあります。
基本的な内容の抜け落ちはなかなか本人にも気付きづらく、時には恥ずかしくて言えない事があります。
そのため1対1授業でしっかり見ることが大切なのです。
どんなところで躓いていても気にする必要はありません。むしろそれが発見できないことのほうが問題です。
会話の中で思わぬことを言ってきたり、図の中に思いもかけない線を書き足したりするような些細なことを見つけたときがチャンスです。

もちろんいつでも的確に見つけて指導できているわけではありませんが、大勢の中では埋もれてしまうものを多く見つけられているとも思っています。

だから私達は1対1授業に決めたのです。