2015年6月18日木曜日

プレミアム商品券で盛り上がっているようですが…

各地で話題となっているプレミアム商品券がわが町の福井でも発売になりました。先週の土曜日のことです。
地域によってプレミアム率は違うようですが、福井市では20%のプレミアムが付いて1人5万円で6万円分まで買えるというものです。
全国ニュースによると行列が出来るほどの人気だということでしたが、他人事のように見ていました。
なので福井での発売がいつなのかも知らなかったのですが発売が近づいてくると当然情報も入りやすくなるもので、そうすると少しほしくなってくるのです。
よくよく考えればお得ですよね。かなりの店舗で使えるわけだからほとんど現金と変わらなくて、何もせずに1万円もらえるようなものなのですから。

ということで買いに行くことにしました。土曜の朝10時から販売開始だから10時頃に行って少し並んぶのも覚悟、1時間並んでも時給1万円と思える。そんな風に軽く考えていたのですが、甘かったです。

結局予定より少し遅れて10時半頃に最寄の販売しているスーパーに行ったのですが、すでに大行列でした。店の外に出来た長蛇の列の最後尾には「本日の販売は終了しました」看板を持った警備員の人が…
すぐに諦めました。
ただ、そのまま帰るのも悔しいので店内を少し散策しようと中に入ると、1階から2回にかけて人の壁が…
外に見えた大行列はほんの一部だったようで、自分の甘さを痛感して完全に諦めがつきました。

自分の手には入らないとなると悔しいもので批判的な感情が湧いてきます。
朝から並ばせるなんて東京駅SUICAの教訓が活きていないんじゃないの?皆に等しく権利があるはずなのにお年寄りや体の悪い人にこの行列は無理だろ、実質平等に機会が得られないような政策は愚策だ。そもそも税金投入による消費刺激策ということなのでしょうが、生活費の足しにされるだけじゃないの?などなど…

まあ愚痴です。
でも税金使ってやるのならやっぱりみんなが嬉しい政策にしてほしいとは思うのですが、買えなかった者の僻みですかね?

ということでここは考え方を変えて、次回があるなら消費する側ではなく消費してもらう側になることを考えてみようかな、と思います。
プレミアム商品券が使える塾、ちょっと新鮮な気もしますがどうですかね?

2015年6月11日木曜日

新しい何かを学ぶこと

私が子供の頃に通っていた塾には凄い先生がいました。以前に「自前ヴァーチャルノート」の話で書いた先生です。
本当に勉強の出来る先生でしたが、それはガリ勉タイプではなく好奇心旺盛な感じの人でした。
その先生は1人で小学生から高校生まで全ての科目において初見ですぐ指導できるほど優秀な人でした。そんな人だからというべきなのでしょうか、現状で満足はせず新しいことを学ぶ姿勢を忘れていませんでした。

「生徒は毎日新しいことを学んでいるのに、私がやっていることは自分の知っていることを教えているだけ。私も新しいことを学ばなければいけない。」
私にそんなことを言っていたのを覚えています。
そして気が付いたらプログラムの勉強をはじめていました。分厚い参考書を買ってきて、きちんとノートを取りながら自主学習です。ノートを見せてもらったことがありますが、趣味程度のものではなくガチ勉強で驚きました。

それにならってという訳ではないのですが、私も最近新しいことをはじめました。
半分は必要に迫られてということになりますが、半分は好奇心からです。何をはじめたかと言いますと、エクセルのマクロです。
「必要に迫られて」というのは事務作業の手間の解消のため、「好奇心から」というのはそこまで手間ではないけどマクロ使えたら面白そうじゃないかという気持ちからです。

エクセルという表計算ソフトを使っている人は多いと思いますが、自分でマクロを組んでいる人は結構少ないのではないでしょうか。一応マクロが何か分からない方のために簡単に説明すると、作業を自動化するプログラムのようなものと言えば間違ってはいないと思います。まあ人に説明できるほど分かってはいないのですけど。

まあ兎に角そんなやつをはじめたわけですが、問題は続くのかということでしょう。
ちなみにスタート時点のレベルとしてはそんなものがあるというのを知っているぐらいでほとんど何も知らない状態でした。久しぶりの0からの勉強です。
多くの方が同じだと思いうのですが、0からはじめるというのはなかなかに億劫です。どこから手をつけて良いものやら分かりません。はっきり言って面倒です。
今回のこととは別件で以前にjavaというプログラムを勉強しようとしたことがあります。教材を買ってきてそれを読みながら1からはじめました。すぐに飽きました。言い訳ですが理由ははっきりしています。勉強することを目的にして、それで何をしたいというものが無かったためやる気が沸いてこなかったこと、学び始めてからもこれが出来ると具体的に何が出来るようになるのか到達点がイメージできなかったことだと思っています。
その点で今回は違います。作りたい事務作業のファイルがあるわけです。この存在は大きかったです。具体的な目標に向かって勉強するというのは分かりやすくやる気が出ました。かなり雑な独学になってしまいましたが、あれこれ調べて少しずつ目標に近づいていくというのは楽しかったです。特に今できなかったことが1つずつ出来るようになるという感覚は久しぶりに味わった気がしますが、とても興奮するものでした。というか現在もその最中です。

講師という仕事は日々勉強だと思います。より良い教え方は無いかという試行錯誤に終わりはありません。これ自体も楽しくて苦しい作業だと思っていますが、同じものを突き詰めるという勉強と新しいものを学ぶという勉強には違う楽しさがあります。
おそらくそれはどちらもやるべき事のような気がします。特に人に何かを教える立場の者にとっては。

マクロの勉強は少しずつですが続いております。日々出来るようになることがとても楽しいです。
「新しい何かを学ぶこと」お勧めです。

ちょっと補足ですが、今回勉強をはじめて改めて気付いたことがあります。
先ほども書いたことですが、どこに向かっているのか分からない勉強は辛いという事です。学校の勉強においては仕方の無い部分もあるとは思いますが、「この勉強が何の役に立つのか分からない」と不満を述べる生徒さんたちの気持ちが改めて分かった気がしました。
どこまで出来るかは分かりませんが、そういった部分を少しでも解消してあげることをもっと考えていこうと思います。