2014年4月25日金曜日

真面目な人が損をする世の中ではダメなんです

最近のニュースは韓国船の転覆事故で持ちきりです。
テレビを見ていると何ともやるせない情報が次々に入ってきて、とても辛い気持ちになります。私も色々と言っていやりたいことがありますが、今回それは止めておきます。

その話は止めて何をいうかというと、事故の影響で起きた悲しい話です。
事故から救出された教頭先生が自殺したそうです。ご存知の方も多くいると思いますが、日々明らかになる事故の悲惨な状況の影に隠れてしまい報道の扱いは少なめだったと記憶しています。

事故から救出された教頭先生は多くの生徒が行方不明の中で自分だけ助かってしまったことに悩んでいたそうです。そしてその罪悪感から自殺してしまったと。
専門家ではないので詳しくは知りませんが、「サバイバーズ・ギルト」という言葉があるそうです。日本語にするなら生存者の罪悪感といったところでしょうか。
大きな災害や戦争などで多くの仲間が死んで自分だけ生き残った場合などになるそうです。

何とも悲しい話です。おそらく真面目な人しかならないのでしょうから。

責任も何も考えず自分のことだけ考えて生き残る人がいて、責任を果たそうとして死ぬ人がいる。助かっても己の無力さを悔いて亡くなる人がいる。

真面目な人間が馬鹿をみない世の中にしていきたいです。

2014年4月19日土曜日

久しぶりに名言を聞きました

名言とされるものは数多くあり、私自身も色々な言葉に勇気付けられてきました。でも全ての名言が自分にとってピッタリくるというわけでもないですし、同じ名言でもその時の心境によって受け取り方も変わってくるように思います。

先日NHKのプロフェッショナルという番組で探査衛星「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャーの話がやっていました。
感動のうちに幕を閉じた「はやぶさ」でイオンエンジンを開発していた人だそうです。世界的に見ても前例のない開発であり、困難を極めました。やってもやっても成果が出ず、無駄なことをやっているのではないかという恐怖に苛まれる日々だったそうです。ですがその恐怖を乗り越えて最終的に見せてくれたのは最高の結果でした。そして今、また新たな挑戦をしているという話です。

その話自体がとても面白かったのですが、私はそのキャッチコピーに強く惹かれました。

「ゆっくりでも、止まらなければ、けっこう進む」

まさに名言です。


言っていることは「継続は力なり」と同じだと思うのですが、私の心にはこちらの言葉の方がピッタリきました。
最後の「けっこう進む」が良いです。
コツコツ積み重ねることで少しずつ進んでいて、1つひとつは小さいけれど気が付けば結構進んでいたという感覚がとてもよく伝わります。

何か新しいことに挑戦するときに不安はつきものです。成果が出ない不安は根本的な部分で間違いがあったのではないかという不安をよびます。自分が道なかばで頑張っていると思えれば続けることも出来るのですが、無駄なことをやっているかも知れないと思うともうダメです。
そんなときにこの言葉は良かったです。
1日で出来ることは少ないけれど、振り返ってみると積み重なった1日がいっぱいあります。まさに言うとおり結構進んでいるのかも知れません。

なかなか目に見えて劇的な成果を出すということは出来ません。でもそのときに小さすぎる成果の1つだけを見て不安になるのではなく、小さな成果の積み重なったちょっと大きな部分を見て自信を持てたら良いですね。そして、その先にはもっと積み重ねた小さな1つひとつが大きな成果になると信じたいです。

2014年4月11日金曜日

STAP細胞に思うこと

世間を騒がせているSTAP細胞問題ですが、皆さんはどんなことを思うのでしょうか?
最初は絶賛していたマスコミも最近では批判的な内容が増えてきたように思います。確かに時間が経つにつれて論文の不備が見つかっていく状況では懐疑的な気持ちになってしまうのも仕方の無いことでしょう。
やっと行われた本人の会見も科学的に証拠を示すというような内容ではなかったことは少し残念な気もしました。

ですがここはあえて応援したいと考えます。
だってノーベル賞級の大発見だと大騒ぎするぐらい凄いことなんでしょ?あってほしいじゃないですか。

指摘されている問題は論文です。科学者にとってこれがとても重要なことなのは分かるつもりです。偉い先生によれば「これだけ論文に不備があれば、無かったと考えるのが科学的です」とも言っていました。
仰ることは分かります。でももし事実なら世紀の大発見なんでしょ?だったらその話は一旦置いていおきませんか。

本人は自信をもって存在すると言っています。ならば論文を書くのが下手だったぐらいに思っておいてはダメですかね。絵は下手だけれどもお話は面白い漫画家さんみたいなものです。
特許や発見者の称号など捨て置けない問題はあるのでしょうけど、私が知りたいのは本当にあるのかどうかです。

本来は論文がダメなら切って捨てればいいだけの話です。だって科学者に出来る存在証明はそれしかないわけですから。でも今回はそう出来ずに大騒ぎになっています。これはどこかで事実であってほしいと思っているからではないでしょうか。
であるならば論文の不備を見つけて批判するのはここまでにして、皆が納得できる形で証明する方法を考えましょう。切り捨ててしまえないほど魅力的な内容なんですからダメなところを見つけて否定することに使っている力を、諸問題を解決して証明する方法を考える力に変えたほうが有意義じゃないですかね。
私はSTAP細胞がつくる未来が見てみたいです。

2014年4月3日木曜日

このブログ、1年続いてますよ。ビックリです。

新年度がスタートして各所で初々しい学生さんを見かけるようになってきました。
生活の変化としては新年を迎えるよりも新年度のほうがはるかに大きいように思います。そして節目というのは気持ちを新たにして頑張ろうという気になってくるものです。
思えばこのブログも昨年の4月にやる気を出してしまってから1年経ちます。誰も読んでいないと知りながらよく続いていると自分に感心しているところです。

昨年の今頃に書いた記事の中に「四月病」というのがあります。誤字ではありませんよ、「五月病」の前段階として「四月病」というものがあるらしいという話です。興味がある奇特な人がいれば是非遡って記事を読んでほしいところですが、簡単に言うと4月に張り切りすぎてしまって続かないという話でした。

普段飽きっぽい私がこのブログを続けられたのは頑張り過ぎなかったからだと思います。
飽きっぽいと言いましたが、すぐに興味を失うという訳ではありません。どちらかというといつも張り切りすぎて労力を掛け過ぎてしまい続かなくなることが多いです。
そもそもで言えば何かを始めるときにも準備に気合を入れすぎて準備段階で力尽きてしまう、何てことがよくあります。

そんないつもがあるので今回は意識して頑張りすぎないこととしました。
不完全でも構わないのでまずはじめる。何でも良いから取り合えず続ける。
その結果がこのブログです。更新ペースはゆっくりですし、内容も塾のブログとは思えないゆるさですが、続いています。続けることが目的でしたので完成度は別にして成功したと言えると考えています。
小さいことですが1年経ったという事実に多少の達成感を感じているところです。

そんな訳で「頑張り過ぎない」は大事なキーワードだと考えます。「頑張らない」ではありませんよ「過ぎない」ですから。目指すべきは自分に今できることのちょっと上ということでしょうか。
というわけでこのブログは今後も頑張り過ぎずに続けていきます。たとえ誰も読んでいなくても!