2014年4月25日金曜日

真面目な人が損をする世の中ではダメなんです

最近のニュースは韓国船の転覆事故で持ちきりです。
テレビを見ていると何ともやるせない情報が次々に入ってきて、とても辛い気持ちになります。私も色々と言っていやりたいことがありますが、今回それは止めておきます。

その話は止めて何をいうかというと、事故の影響で起きた悲しい話です。
事故から救出された教頭先生が自殺したそうです。ご存知の方も多くいると思いますが、日々明らかになる事故の悲惨な状況の影に隠れてしまい報道の扱いは少なめだったと記憶しています。

事故から救出された教頭先生は多くの生徒が行方不明の中で自分だけ助かってしまったことに悩んでいたそうです。そしてその罪悪感から自殺してしまったと。
専門家ではないので詳しくは知りませんが、「サバイバーズ・ギルト」という言葉があるそうです。日本語にするなら生存者の罪悪感といったところでしょうか。
大きな災害や戦争などで多くの仲間が死んで自分だけ生き残った場合などになるそうです。

何とも悲しい話です。おそらく真面目な人しかならないのでしょうから。

責任も何も考えず自分のことだけ考えて生き残る人がいて、責任を果たそうとして死ぬ人がいる。助かっても己の無力さを悔いて亡くなる人がいる。

真面目な人間が馬鹿をみない世の中にしていきたいです。