2014年4月19日土曜日

久しぶりに名言を聞きました

名言とされるものは数多くあり、私自身も色々な言葉に勇気付けられてきました。でも全ての名言が自分にとってピッタリくるというわけでもないですし、同じ名言でもその時の心境によって受け取り方も変わってくるように思います。

先日NHKのプロフェッショナルという番組で探査衛星「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャーの話がやっていました。
感動のうちに幕を閉じた「はやぶさ」でイオンエンジンを開発していた人だそうです。世界的に見ても前例のない開発であり、困難を極めました。やってもやっても成果が出ず、無駄なことをやっているのではないかという恐怖に苛まれる日々だったそうです。ですがその恐怖を乗り越えて最終的に見せてくれたのは最高の結果でした。そして今、また新たな挑戦をしているという話です。

その話自体がとても面白かったのですが、私はそのキャッチコピーに強く惹かれました。

「ゆっくりでも、止まらなければ、けっこう進む」

まさに名言です。


言っていることは「継続は力なり」と同じだと思うのですが、私の心にはこちらの言葉の方がピッタリきました。
最後の「けっこう進む」が良いです。
コツコツ積み重ねることで少しずつ進んでいて、1つひとつは小さいけれど気が付けば結構進んでいたという感覚がとてもよく伝わります。

何か新しいことに挑戦するときに不安はつきものです。成果が出ない不安は根本的な部分で間違いがあったのではないかという不安をよびます。自分が道なかばで頑張っていると思えれば続けることも出来るのですが、無駄なことをやっているかも知れないと思うともうダメです。
そんなときにこの言葉は良かったです。
1日で出来ることは少ないけれど、振り返ってみると積み重なった1日がいっぱいあります。まさに言うとおり結構進んでいるのかも知れません。

なかなか目に見えて劇的な成果を出すということは出来ません。でもそのときに小さすぎる成果の1つだけを見て不安になるのではなく、小さな成果の積み重なったちょっと大きな部分を見て自信を持てたら良いですね。そして、その先にはもっと積み重ねた小さな1つひとつが大きな成果になると信じたいです。