2015年1月29日木曜日

来週は私立高校の入試です

福井の高校事情は都会とは違うようで選択幅が非常に狭いです。
あまり都会の事情に詳しいわけではないのですが、当然ながら福井は田舎のため人口も少なく、学校の数も少ないです。仕方の無いことですけど、それはチャンスが少なくなることであり辛い問題です。
チャンスが少ないと言う意味で一番気になるのは私立高校の入試です。何故なんでしょう?福井では全ての私立高校の入試日が同じ日にあります。そのため、私立高校を複数受験することが不可能なのです。

私がよく知らないだけで、福井以外でもそんなものなのでしょうか?色々と事情はあるのかもしれませんが、私にはどうしても意地悪しているように感じてしまいます。

そんな訳で福井の高校入試は主に2回となります。
2月の私立高校入試と3月の県立高校入試です。(推薦や国立、2次募集も含めるとまだありますが)塾で教えている人間にとって最もソワソワする年に2回の一大事です。
そしてその1つの私立高校入試がついに来週です。早く終わってほしいような、もう少し待ってほしいような何とも複雑な気分ですが、ギリギリに迫った今としては受験に臨む皆が万全の体調でその日を迎えられることを一番に願っています。

頑張ったら全員合格、とはいかないのが現実ですので安易に大丈夫などとは言えませんが、少なくとも自分の持てる力を出し切ったと思える受験であればいいなと思います。
そして高校受験は終わりではありません、どんな結果になろうとも次に繋げていってほしいものです。
大人になった今だから言えることかも知れませんけど、焦らず落ち着いていきましょう。

2015年1月22日木曜日

新年お年玉クイズ(?)解答編

前回、年賀状に問題をつけて生徒さんに送ったと言う話を書きました。そしてその問題をここにも載せさせてもらいました。
今回はその答えについてです。なのでもし解答編から読まれている方がいましたが、先に出題編を見てください。(どれだけいるか分からない読者に向かってこう呼びかけるのは恥ずかしくもありますが、気にしない)

ちなみに解けましたか?
なお、素因数分解という言葉を使わなかったので解答は複数存在します。一応、どの解答でも正解としましたが本当にやってほしかったのは素因数分解です。

ということでまずは別解の方から。
『2015=1×1×2015』
出題の条件からするとこれもありです。実際にこれを答えとして持ってきてくれた子もいました。ある意味、柔軟な発想と言っても良いのかもしれません。ちゃんと条件を満たしている訳ですから。
条件をしっかり理解して解くことはとても大切なので、この答えは意外と馬鹿に出来ないのではと思います。
なおもうちょっと頑張って
『2015=1×5×403』
というのもありました。もちろんありです。
他にはこれらを負の数混じりで作るのもありです。そんな感じで複数の解答を持ってきてくれた子もいました。答えが一つとは限りません、とても良いことだと思います。

ですがまあ、本当に求めていた答えはこれです。
『2015=5×13×31』
解けましたでしょうか?

ちょっといやらしい問題ともいえますが、クイズとしてならありではないでしょうか。
難度も低すぎず高すぎず、ほどほどに面倒臭いけど一応小学生でも解答可能で、手間は小学生でも高校生でも大差ないという問題だと思います。
まあ、今年2015年が何気に綺麗な数字だったという偶然なんですけど。

ちなみにこの答えをしっかり出してきてくれた子も結構いました。よく頑張ったと思います。まあ、解くには頑張ってみるしかないわけですから。

新年は授業のはじめにこの話を少ししてからスタートとなりました。
「403が半素数で暗号技術に使われているんだよ」なんて話も出来ました。403の割り算で苦労してくれた子にはその雰囲気が伝わったのではないでしょうか。
実感できる数学も目指していきたいところなので良い授業のスタートになったと自画自賛しております。

といったところで今更ではありますが、さあ今年も頑張りますか。

2015年1月14日水曜日

新年お年玉クイズ(?)出題編

今年は生徒さんに塾から年賀状を送ることにしました。
実は今まで送ったことがありませんでした。年末年始はもう入試一色になってきており忙しくて時間がないという言い訳と、誰も塾からの年賀状など喜ばないのではないかというネガティブな理由からです。お恥ずかしい。
それなのに何故今回は送ることにしたのかと言うと、よく分かりません。講師との話の流れでそんな風に決まったのです。これまたお恥ずかしい話です。

ですがまあ、そんなことは置いておいて送るとなったからにはどんな年賀状が良いかということです。折角送るのに形だけの仕事年賀状ではそれこそ誰も喜ばないでしょうし、こちらもやっていて面白くありません。喜んでもらえるとまではいかなくとも、多少目に留まるものにしたいと考えました。

結果、決まったのは塾らしく問題を載せた年賀状にするということです。
そう決まったのは良いのですが、その問題が問題でした。生徒さんである小学生から高校生までが同じように取り組めるようなものにしたかったからです。何種類か作ればいいという話もありますが、何かスマートじゃない気がして。

悩んだ末に出来たのが下記のようなものです。

『2015=□×□×□
 □を整数で埋めてください。』

いかがでしょうか?本当は「素因数分解して」と言いたかったのですが、そうすると中3以上しか解けなくなってしまうのでこうなりました。
塾のクイズとしてはなかなかの良い問題だと自画自賛しています。

ちなみに生徒さんは意外とみんな挑戦してみてくれていました。嬉しいことです。問題に興味を持ってくれたのか、はたまた問題の続きに書いた『正解者にはお菓子をプレゼント』が効いたのかは分かりませんが…。

ところで、この記事を読んでいる方、ちょっと解いてみてはいかがでしょう?
答えは次回と言うことで。
(引っ張るほどの内容では無いのですけどね…)

2015年1月7日水曜日

年が明けるといよいよという気になります

ちょっと遅いですが新年明けましておめでとうございます。
さて、年が明けたわけですがこの仕事をしているとおめでたい気持ちよりも緊張感の方が強く感じてしまいます。だって入試はもう目の前ですから。

センター試験なんかは目の前よりも近い感じさえしてしまいます。
ですがどんなに気を引き締めてみても私が最終的に出来ることは何もありません。生徒さん一人ひとりが自分で頑張るしかないわけです。

自分ではない誰かの結果を待つというのは予想以上に苦しいことでした。講師をはじめてから強く実感したことです。ですが、やっぱり一番大変なのが本人にかわりないわけで、私が泣き言いっていては仕方がないと反省します。

何はともあれ試験という意味では頑張れる期間に制限があるわけで、それもあと少し。私は私に出来ることを頑張りますので皆さんも体に気をつけてこの試練を乗り切りましょう。