2013年4月5日金曜日

質問すること


勉強するときに分からないことがあるのは当然です。逆に言えば分からないことがあるから勉強する、そしてそれを解決することが勉強と言えると思います。

ではどうやって解決していくか?
1つは色々と調べて自分で考えること。これが出来れば何の問題もありませんが、多くの場合でそれは困難です。
ではどうするか?
分かる人に聞くことです。
そのときに大切になってくるのは「質問する」ということですが、これもなかなかきちんとできる子は少ないと思います。

ちょっと話はそれますが、それにはこんな理由もあるのではないかと考えます。
まず日本ではどうも疑問を投げかけることは反抗と取られることがあるということ。
叱られている場面など想像してください。怒られている内容に納得がいかなく「何故ですか?」と聞くと「うるさい!」と余計に叱られるなどというのは経験のある人も多いのではないでしょうか。
上の者が言うことには文句を言わず従うのが良い子、といった考え方がどうにもあるようです。


また子供の質問に対して誤魔化す、馬鹿にするということもあると思います。質問したって無駄だ、馬鹿にされると思うようになれば多分質問はしなくなるでしょう。


まあ、そんなこんなもあってか質問をすると怒られるのではないかとか、笑われるのではないかと考える子は多いように感じます。

私が意識しているのは、どんな質問をしても怒ったり軽視したりしないことです。
同じ質問を何度もしたって構いません。1回で分かるほうが驚きです。
どんな単純な質問でも構いません。簡単な内容であればあるほど放置しておくと後々致命傷になります。
質問しやすい環境を作ることも指導者の大切な仕事だと考えます。