2014年9月10日水曜日

錦織圭に基礎練習

最近、話題の錦織選手ですが凄いですね。毎日のようにニュースで快挙と報じられている気がします。
元々凄い選手だったのでしょうが、今回の快進撃の裏にはコーチの力が大きく関係しているとの話もよく耳にします。

私はこの話がとても興味深いと感じました。
コーチは元トッププレーヤーでとても活躍された方だそうです。そんな人がコーチになれば何となく特別高度で特殊な指導がなされるのだと漠然と考えてしまいますが、実際はそうではなかったようです。いや、それこそが高度で特殊な指導と言えるのかも知れませんが、その言葉からイメージするものとは少し違うように感じます。
だって指導の主な内容は「基礎練習」だと言うのですから。

普通、トップ選手相手にそんな指導はしないそうです。ですがこのコーチはそれを徹底してやりました。
そしてその結果がいまなお続く快進撃だということですから興味深いではないですか。

私は生徒さんに勉強を教える際に基礎が最も大切だと考えています。ですから基礎練習はしっかりします。
ですがこれ、はっきり言って地味で辛い作業です。
数学で言えばまず計算です。
計算過程を細かく見て正しい流れや考え方で解けるようにまず矯正します。その後はしつこく計算練習をしてもらいます。
難点は時間が掛かり、すぐに成果を生みづらいことです。ですからやる気を失わせないことに一番苦労します。
しかしこれを乗り越えるとその後の応用は比較的楽になります。なぜなら応用問題の多くは基礎の集まりでしかないからです。計算と侮るなかれ、内容をきちんと理解できればそれだけで応用問題の意味が分かってきます。中途半端に応用問題の解き方を覚えても、それこそ応用の利かない小手先の技にしかなりません。基礎が大事なのです。

今回の錦織選手の例はそんな私の考えを証明してくれているように感じます。(勝手に感じているだけですけど…)

地味で辛い基礎練習を怠けないでください。
ちなみに錦織選手もこの基礎練習は辛かったようでブログには「基本をいっぱい直されて泣きそうだ」といったことを書いていたようです。これほど活躍している選手だからこそ、やはりその根底にはこういった地味で辛い練習があり、それを乗り越えていったという事実があるのだと思います。

どうか皆さんも一緒に基礎を頑張りましょう。そしてそれぞれの分野で錦織選手のように活躍できる日を目指していきましょう。

2014年9月4日木曜日

文化祭、体育祭の時期になりました

夏休みが終わるといよいよお祭の時期です。
一般的にお祭と言えば夏祭りかと思いますが、学生にとっては秋の学校祭でしょう。
お客さんとして参加するお祭と違い、自分達で作り上げるお祭は楽しいものです。

福井市の中学では9月のはじめに多くの学校がこれを済ませてしまいます。
私の頃は10月だったような気がするので、随分とせわしない気もしますが濃密に準備して臨むのも良いかと思います。

そしてそれが終われば3年生はいよいよ受験一直線です。
受験を乗り越えるためにも、このお祭は楽しんでほしいと思います。
「こんなの面倒臭い」とか言っていた人に限って大人になるとやっておけば良かったなどと後悔するものです。

ですがお願いです。怪我にだけは注意してください。
そして何があっても利き手だけは守るようにお願いします。