2014年5月21日水曜日

久々に献血に行ってきました。

「自分というのはあまり世の中の役に立っていないな」などとネガティブなことが頭をよぎってしまったので献血に行ってきました。およそ1年振りです。

前回はたまたま献血車を見かけたので立ち寄ったわけですが、今回は積極的に献血センターまで行くことにしました。ですがよくよく思い出してみると献血センターは塾の近くだったのでそれほど大変なことではありませんでした。出勤時にちょっと寄り道ぐらいのものです。

というわけで少し早めに家を出て献血センターへ!

はじめての場所に行くというのはやはりちょっと緊張します。
「駐車場はここで良いのか?」「入り口はこっちか?」などと思いながら恐る恐る入ると予想よりも綺麗な施設に驚きました。建物の外見ははっきり言って古かったのですが、内装は途中で手を加えたのか清潔感のある新しめな感じです。「やっぱり綺麗じゃないと人は来ないよな」と勝手に納得です。そして平日にも関わらず10人ほどの人がいた事にも驚きました。男女や年齢も様々です。意外といっては何ですが、意外でした。

待合室には飲み放題のドリンクバーと雑誌やら漫画がいくらか置いてありました。小分けのお菓子もいっぱい置いてあり自由に食べれます。そしてテレビではドラえもんが放送中。至れり尽くせりです。そして漫画のラインナップが若干マニアックだったのが気に入ったのですが、意外と手続きが早く進みゆっくり読んでいる暇はなかったです。

まずはじめに献血カードを提出してアンケートに解答。カードには暗証番号が設定してあるとの事でしたがすっかり忘れていたのでいつものを試しに入力したら通りました。どこでも一応セキュリティーには気を使っているのですね。ちなみにこの日は全血で400ccとしました。

しばらく待つと問診です。問題なく通過。

そして検査用の軽い採血をします。
何回やっても注射は嫌いです。針を見ているとどうしても怖くなってしまうので「やっぱり怖いですね」なんて話しかけて気を紛らわします。
「刺すときは針を見ていますか?」と聞かれて、私はいつ刺さるか分からないほうが怖いので見ると答えたのですが、採血してくれた看護師さん(?)は逆に怖くて見れないそうです。
「他人には刺すんだけどね、自分のはね」と笑っていました。

それが終わるといよいよ本番の採血です。その前にしっかり水分を採ってくるよう言われたのでドリンクバーに寄り道。覚悟を決めていざ採血!

ゆったり座れる椅子にスタンバイすると一人に1台テレビがついていました。ご丁寧なことにスピーカーはスタンバイした椅子の頭のところにあり良い音で視聴できます。リモコンも持ってきてくれて準備は完了です。

本採血用の注射針は太めです。はっきりいって非常に怖いです。そしてまた準備に若干の時間が掛かるのも怖さを増してくれます。ここでも気を紛らわすために「待っている間が一番怖いですね」などと話していました。すると腕に消毒液(茶色っぽいヤツ)を塗りながら「御免ね、これが乾くまでまた待ってもらうんだわ」と残念なお知らせが。
採血自体は5分~10分ほどであっさり済みました。

そして2回も注射されましたが泣くことはありませんでした。良かったです。

採血が終わると水分をしっかりとってしばらく休んでから帰るよう言われたので、再びドリンクバーへ向かいしばしゆったりしました。そうしていると受付の人がやってきて書類と共にお土産をくれました。液体洗剤、ドリップコーヒー、そして待合室設置の自販機でアイスが貰えるメダルと結構豪華です。
案内によると血液はあまり長く保存して置けないので2~3日中には使ってしまうとの事。安定して献血には来てもらわないといけないことになりますから、色々とサービスしてくれるのですね。そしてそれぐらいしても血が必要ということでしょうか。改めてまた来ようと思いました。

ところで私の血液はもう誰かの体の中に入っているのでしょうか。献血した日から考えるとそのはずです。私の知らないところで知らない人の役に立つというのは不思議な気もします。どうか誰かの体で役に立っていますように、決して蝕んだりしませんようにと願うばかりです。

はじめてのところに行くのは少し億劫ですが、分かってしまえば気楽なものです。次に来れるのは8月と書いてあるので、暑い盛りの時期に休憩がてらまた行こうと思います。
社会の役に立ったと自己満足できるのは案外悪いことではない気がします。