2013年9月19日木曜日

体育会系優秀説?

はじめに言っておきますが今回の話は半分冗談ですので真剣に受け止めすぎないよう宜しくお願いします。

さてまだまだ若輩者な私ですが、それでもこれまでにそれなりの人数のお子さんを見てきました。
色々な性格の子がいて、得意なこともそれぞれです。元気のいい子や人見知りな子、几帳面な子に大雑把な子と形容の仕方はいくつもありますが、本当は簡単に一纏めに出来ない多くの要素を1人ひとりの子が持っていると感じています。

ですので「○○タイプのお子さんは・・・」という言い方は乱暴すぎて本来するべきではないと考えていますが、一つ感じることがあります。
それを一言で表すなら「体育会系優秀説」です。
もう少し詳しく言うと「スポーツに真剣に取り組んできたお子さんは成績が伸びやすい」ということなのです。

もちろん全てがこの限りではありませんし、正確にデータを取って調べたわけでもなく単なる私の感覚ですのでご了承ください。ですが他の講師と話していても同じようなことを感じている人がいるのも事実です。

それではこの説の信憑性を検証してみたいと思います。

体育会系の子に持つ印象として一番大きいのは「我慢強い」ということです。
具体的には第一に授業時間の最後まできちんと座っていることの出来る子が多いです。当たり前のことだと思うかもしれませんが、意外に難しいのです。特に中学生ぐらいだと芯学塾では学校の50分授業よりもながい80分授業でやっていますのでやはりはじめは少し辛いようです。その中で最後まできちんと座っているというのは立派なことなのです。
これは真剣に取り組んでいるスポーツの現場の厳しい環境で我慢することを学んできた成果だと考えます。

また学習においても例えば数学を教えるときに、私はまず計算をみっちりやります。これが大切だと考えているのでとても大事にしているのですが、あまりクリエイティブな作業とは言い難くとにかく反復ですので正直あまり面白くありません。加えて基礎トレですので効果が出るのには時間も結構かかります。なのでなかなかこれに耐えられないお子さんもいますが、体育会系の子は比較的黙々とやってくれます。
これは体育会系の子がこれまでの経験から基礎トレの大切さを知っているからだと考えます。そしてその苦労に耐えてきた実績も持っていると思われます。

さらには指示に対しては比較的素直に従います。
これは宿題の達成度からも見ることが出来ますが、きちんとこなしてくることが多いです。
そして実際に問題を解く段階においてもいえます。出来ない問題を解けるようにするため、やり方、書き方、手順、考え方などの指導をしていくのですが、中には基本を習得せずに我流を貫こうとする子もいます。我流が必ず悪いとは思いませんが、基本が出来ていない段階の我流は間違いでしかないことが多いです。言い方を変えれば間違った我流をやっているので正しい方法を指導しているのですがなかなか言う通りにやってくれないことはよくあります。ですが体育会系の子はそこが違います。まず指示通りに取り組みます。上手くできないことはあってもやろうとします。
おそらくこれもスポーツの場面で指導者に従うことが身に付いているからではないかと考えます。

以上の内容を総合すると体育会系の子はこちらが提案するベストな学習を実現しやすいということが考えられます。よって成績も伸びやすいのです。

というわけで今回の話はいかがだったでしょうか。
結論から見ると我慢できる子かどうかということが大切なように感じます。そしてその我慢を養成してくれる一因にスポーツがあるのではないかといった感じでしょうか。

最後になりますがもちろん全てがこの限りではありません。体育会系でない子がダメだなどとは全く思っていませんし、体育会系の子で我慢できない子もいます。まあ一つの思考ゲームから生まれた極論だと思ってください。色々と思考してみるのは面白い遊びですので、それをやってみたと言うだけの話でした。

繰り返しになりますが半分冗談で書きましたのでそのつもりでお願いします。