2013年11月22日金曜日

火をおこす挑戦

前回、焚き火のことを書いていたら思い出してしまったので今回は火をおこすことについてちょっと。

「火をつける」というとマッチやライターでしょう。とても便利な道具です。
でも「火をおこす」というと人力な感じがするのは私だけでしょうか?

焚き火が好きだと前回書いたのですが、こだわりとして出来ればマッチやライターを使わず火をおこしたいと考えていました。現実にはなかなか難しかったのですがちょっと挑戦はしました。出来れば人力が望ましいですが、取り敢えずこだわらずいくつか。

まずは「火打石」です。時代劇なんかではよく見るのですが、実際に買おうとするとどこにあるのかよく分からず困りました。最終的には父が仏具関係のお店で見つけてきたのですが、あまり火花が上手くとばずちょっと試して放ったらかしになりました。

次に「太陽光」です。皆さんやったことはあると思いますが、虫眼鏡を使うあれです。焦げはするのですがなかなか炎にするのが大変なのと、当然晴れていないと使えないので他も考えることにしました。
ちなみに、光を集める方法としてはもう一つ懐中電灯を使うと言うものがあります。懐中電灯を分解して光を前に飛ばすためのカップ状になった反射板(?)を使います。これは電球から出る光を平行光線に変える為のもので、逆に使うと平行に入ってきた光(太陽光など)を一点に集める働きをしてくれます。太陽に向けて電球のついている位置に燃やしたいものを持ってくるとというやり方です。やってみると直径10センチほどのものを使えばタバコぐらいなら簡単に着火できました。問題は結構大きいので携帯に不便なことです。更に余談ですが、オリンピックの聖火はこの方式でつけるようです。

そしていよいよ基本に立ち返り原始的な板と棒でクルクル回すあれです。学校だかどこかで一度やって事はあったのですが、かなり体力がいります。やはり紐などを巻きつけて使っても大変です。あと、実際にやってみると適している木材というのがあるようで適当にやってもあまり上手くいきませんでした。
ちなみにこれはちょっと脱線したトライもしました。手で回すのが大変なのでドリルに木の棒をつけて高速回転させる方法です。予測では電気の力でたちまち火がつくと思ったのですが、やってみると全くダメでした。考察としては一方向にだけ回転し続けると接地面が磨かれたような状態になってしまい摩擦が減るのでダメということです。何でもやってみないと分からないですね。

他にもライターについているような圧電効果を利用した方法や金属に電気を流して発熱させる方法なども構想はしたのですが、手間がかかるので後回しにした結果まだやっていません。いずれやってみたいのですが、いつになることやら。

またとりとめのない話になってしまいましたが、まとめると「何でもやってみると面白い」ということです。
些細なことでも挑戦して上手くいったり、予想外のことが起こると楽しいですよ。