2013年10月24日木曜日

現代のミステリーをちょっと

アメリカのフロリダ州に珊瑚の城、コーラルキャッスルというものがあります。エドワード・リズカーニン氏が1900年台前半に28年の歳月をかけて1人で作り上げた、いわゆる石で飾られたお庭です。

それだけ聞けば別に大した話ではないのですが使われている石は推定1100tにもおよぶというのだからちょっと驚きです。
ですが小さい石をコツコツ集めたのであれば時間はかかるもののやれないことはないかも知れないと考えられます。しかし中には1つで何十tにもなる石があるのですからコツコツだけではちょっと不可能でしょう。それだけ重い石があるにも関わらず本人によれば重機も使わず全て手作業でやったと言うのだから信じられますか?

私が一番驚いたのは9tの一枚岩で出来た回転扉です。絶妙なバランスを保っており指一本で回せるそうです。それだけの重さの石をどうやって運んで、その緻密なバランスを実現したのか不思議で仕方がありません。
本人にやり方を聞いてみたいところですが残念ながら核心を話すことなくすでに亡くなられました。ただ「古代エジプトでピラミッドを作った秘密にたどり着いた」というような趣旨のことだけ言っていたそうです。謎は深まるばかりです。
ちなみに再現しようと実験も行われたようですが、重機を使っても運ぶのが困難な重さの石もあったそうで何の解明も出来なかったと言うことです。

古代のオーパーツ、どうやって作ったか分からないものというのも色々あり面白いですが、この話はより興味をそそられました。作った人が最近まで生きていて実物もあるのにどうやればいいのか分からないというのは、古代の全く分からない昔の話をするよりも手が届きそうでもどかしく楽しいです。ちなみに近所に住む人も作業現場を直接見た人はいないということで、そこで作っていたのは明らかなのに本当に何も分からないのです。

あまりにも分からないので超能力を使えたのだという人もいるようですが、それならそれで解明して欲しいものです。

またどうでもいい話になってしまいましたが、不思議なことを不思議に思ったり、考えたりすることは無駄なことではないと思います。現実的に言えば身近にも不思議はいっぱいあるので、当たり前と思わず不思議に気付けるような目を持ちたいものです。